米の正しい保管方法!?美味しさの持続の秘訣とは
米の美味しさを保つためには『保存方法』が大切です。保存方法のポイントは、米を劣化させる原因を全て取り除くことにあります。そのために、酸化の防止・害虫の防止・カビの防止の3つに注意します。一つ目は、酸化の防止です。精米した米を長い間空気にさらして保管すると、米の表面を覆っている糊粉層と言う成分が分解され、食味の劣化・独特な臭いが生じてしまいます。対策としては、米の酸素を遮断する保管が必要になり、密封された容器に入れると酸化を防げます。二つ目は、害虫の防止です。気温が20度を超えてくると害虫の行動が活発化し、米の中に混入する可能性があります。ですので、温度や湿度に気を配った保管・市販の害虫対策アイテムが必需品になります。三つ目は、カビの防止です。カビは保管場所の湿度が上がると発生しやすくなるため、常温保管は好ましくなく、7~10度を常に保っている野菜室の保管が適しています。
この様に、美味しい米の持続方法には、保管場所・温度の気配りが必要になります。
風味や美味しさを長く保つために簡単にできる工夫
誰でもできる米の美味しい炊き方の一つがごはんを山のような形にして保温することです。炊けたご飯は短時間で全て食べるのがベストですが、多く炊いた場合など長く保温をしたいケースがあります。長く保温をするとどうしても味が変わってしまいがちなので注意が必要です。炊飯器の中には低温で保温できる性能のものがあり、長い時間保温したい場合に便利です。炊きあがってから数時間ずっと保温をしてしまうとご飯が硬くなって食べづらくなったり、風味が悪くなってしまうリスクがあります。美味しさを保つために、炊けたごはんになるべく熱をかけすぎないことが米の美味しい炊き方です。そのため、保温を長くする場合は少しでもごはんが釜に触れないように工夫するといいです。例えば、釜の中でご飯が山のような形にすることで、釜にごはんが触れる面積を減らすことが可能です。
米のタイプによって炊き方に変化をつけることが大切
時間をかけて下準備をしたり、ひと手間加えるだけで、有名なブランドではない米でも簡単に美味しいご飯にする秘訣が多くあります。リーズナブルな米は甘みが少ないことがありがちです。美味しいご飯にするためには、甘味を足すようにするといいです。例えば、みりんを少量加えるだけで、甘みが足りない米にもほどよい甘みを出せて、つやが増します。また、米のタイプによって水加減に変化をつけることも大事です。例えば、無洗米を炊くケースでは、普通の精米よりも少し多めの水にすると美味しく炊けます。炊きあがりをよくするためには、吸水時間をしっかりとることも大切です。ただ、吸水時間を長くすれば美味しくなるわけではないので、適度な長さの吸水時間にすることが肝心です。洗ってからすぐに炊く必要がある場合は、ぬるま湯を利用すると美味しいご飯になります。